選書ツアー 2015年02月10日

2014年12月16日(火)、図書委員7名で三宮のジュンク堂にて選書ツアーを行いました。

選書ツアー

 

高校生6名、中学生2名(内、中学1年生は当日インフルエンザのため学年閉鎖となり泣く泣く断念)で50冊ほど選び購入しました

 

 

—選書した本の紹介 第1弾!! —

『高校入試』 / 湊かなえ

 「入試をぶっつぶす!」高校入試

 鮮烈なフレーズと共に話題となった同名のドラマを、脚本を手がけた湊かなえ自らが小説化した本書。舞台となるのは、通称一高と呼ばれる有名校。入試当日、試験が始まって間もない時、ある教員がインターネットの掲示板上に入試問題が書き込まれていることに気付き、それを皮切りに様々な事件が発生していくこととなる。受験生が全てを賭けて臨む場で起こる事件に学校はどこまで公平に対処できるのか。

登場人物毎に視点が変わり、事件の全貌が少しずつ見えてくる筆者特有の書き方が遺憾なく発揮されており、じわじわと氷解していくような感覚は筆舌に尽くし難い。(K2:T)

『時をかけるゆとり』 / 朝井リョウ

時をかけるゆとり 「桐嶋、部活辞めるってよ」で華やかなデビューを飾った著者の「圧倒的に無駄な読書体験」ができるエッセイです。

 「ゆとり世代」と呼ばれている著者と同世代の若者を、自身の視点から一歩離れた目線で冷静に観察し、リアルな会話で読者を引き込んでくれます。いい話になりそうなところですぐさま自分でツッコミを入れてしまうのも特徴です。馬鹿馬鹿しいかもしれないけれど可笑しくて仕方がない。学生の自分にも、あるいは自分の周りにもこんなことが起こるかもしれない、そんな風に思わせてくれる本です。(K2:S)