5月21日、今日のGoogleのトップロゴは「ムビラを称えて」でした。クリックして聴いてみましたか?日本では、ムビラやカリンバは「親指ピアノ」と呼ばれたりします。ひょうたんの殻や木板に小さな金属片や木片のキイを付けて、指でかき鳴らす仕組みです。簡単な仕組みですが、想像もできないほど軽やかなはずむ音がでてきます。ムビラはアフリカのジンバブエの楽器です。ジンバブエは南アフリカの北に位置しています。イギリスの植民地でしたが、ムガベが率いるゲリラの活動で独立しました。しかし、政治、経済ともに混乱続きで、その後ムガベ大統領の長期政権は独裁だと欧米諸国から非難をされてきました。彼は2017に軍事クーデターで失脚、昨年亡くなっています。
今日はジンバブエ出身の作家が書いた小説や民族音楽の本を並べてみました。どうです。学習センターにはいろいろな本があるでしょう。開館されるのを楽しみにしていてくださいね。
♣ノヴァイオレット・ブラワヨ『あたらしい名前』♣
物語を語る少女は、前半部分はジンバブエ、後半はアメリカで暮らします。ポンポンと飛び出すような言葉と短い文章で語られます。それは無邪気なのか、冷静なのか、いや冷徹な感じさえします。ムビラの乾いた音のようです。
♦鈴木裕之/川瀬慈『アフリカン・ポップス!』♦
第4章は松平勇二氏がジンバブエの音楽について書いています。DVDやCDの紹介も章末にあります。
♠関根秀樹『新版 民族楽器をつくる』♠
音やメロディーの楽しみ方は人それぞれです。いままでに聴いたことがない音や楽器もあるかもしれません。探してみましょう。