選書ツアー 書評2 2016年02月20日

第2弾 高2、W君の書評です。

猫の伝説116話 / 谷真介著 新泉社

 むかしから、猫は非常に人間と近い生物であった。古代エジプトでは、猫はネズミから穀物を守ってくれる良きパートナーであったし、現在では愛玩動物として非常に有名な生き物であるといえよう。それゆえ猫の物語は、古くから様々な伝説として残っており、現代でも様々な作品がつくられている。有名なジブリのアニメである猫の恩返しなどがそれだ。

 その中でも、この本には様々な伝説が集められている。

 猫又と言うモノを聞いたことがあるだろうか。これは生き物というよりは妖怪、怪異と言ったものの一種だ。長年生きて飼い主の死も経験してしまった猫が不死となり、尻尾が二股になったものが猫又である。日本では古くから恐れられてきた猫又だが、必ずしも人に害をなす存在ではなく、無害な存在として伝えられている例もあるようだ。この本にも猫又が出てくる話がある。

 最近、空前の猫ブームである。この本を猫と人との関係を知る足掛かりとして読んでみてはいかがだろうか。

 

推理小説やPC、クラブ関係の本を選ぶ生徒が多い中、

猫の本というチョイスは新鮮で、優しいW君らしくていいですね~。

 

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インフルエンザが流行しています。

学習センター入ってすぐのところにも手洗いがあります、

うがい、手洗いをしっかりしてくださいね。